AKGボーカルマイク比較

AKGのマイクロホンの中でも、ライブパフォーマンスでも使用できるハンドヘルド型マイクロホンを3つ比較していこうと思います。 ダイナミックはD5D7、コンデンサーはC7です。

サウンドハウス

指向性はすべて超単一指向性です。入力感度は、D5D7はダイナミックマイクの中では高い方で、C7はコンデンサーマイクロホンのためさらに高くなっています。そのため、声が埋もれてしまうようなことはありませんが、後ろの楽器音を拾ってしまうため注意は必要です。サイズに関して大きさや重量はどのモデルもさほど変わりはありません。ただ、C7はコンデンサーマイクロホンのため、取り扱いや保管には気を付けなければなりません。

低域はD5D7は存在感があり特にD5は迫力があります。C7は安定感があり程よい感じです。中域は全体的に輪郭がくっきりしており、クリアな音質です。高域は全体的に抜けが良く伸びのある音質です。

D7はダイナミックマイクですが、コンデンサーマイクのような繊細な質感を持ち、C7はコンデンサーマイクロホンならではの繊細で豊かな表現力を持ちます。

D5D7は、ダイナミック型ということもあり、屋内野外問わず様々な現場で使用でき、タイプも違うため用途に合わせて使い分ける方が良いと思います。C7はコンデンサー型ということで、ファンタム電源が必要だったり、取り扱いや保管に注意が必要だったりと手がかかる部分はありますが、ジャズやアコースティックなどのしっかりと聴かせたい場合や、落ち着いた雰囲気などで聴き手を引き込ませるような場合は使用するのもいいと思います。